ストーリー
FANZA
東京に暮らす主人公『深石瑠璃色』は、鯨の声を聴いた。
窓の外に広がっているのは一面の藍と白で、年々増していく猛暑のせいで蝉の声すら弱々しくて。
クーラーの効いた教室から見る空は、どこまでも遠く見えた。
三年生。
未だ部活に一生懸命の彼も。推薦のため必死に面接練習している彼女も。
全てが少しずつ遠くなっていく。自分たちの学生生活はあと半年もすれば終わる。
これが最後の―青い、季節。
そんな夏が迫って来る感覚が、怖かった。
◇
一年前の夏。
瑠璃色は、双子の妹『薔薇』から映画撮影の話を持ち掛けられた。
断る間もなく彼女が集めてきた二人の同級生たちと撮影することになってしまう。
「薔薇は、特別だから」
才能ある妹の影で、傍観者として生きてきた瑠璃色。
しかし撮影仲間の『水萌』や『凪』と共に行動を共にするうち、
透明だった彼の日常が変わっていく。 初めての感情たちと、いくつもの葛藤と。
「空だって、海だって。近づけば透明なんだ」
透明だと思っていた青が彼を包んでいたことに、気付き始めた季節。
そんな夏だった―。
―薔薇(いもうと)が消えてしまったのは。
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